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度会町の自然エネルギーを考える会

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趣旨:度会町の自然エネルギーを考える会

度会町は、宮川とその支流一之瀬川との谷沿いに人々が暮らし、町域の大部分を占める山林に守られた、 自然豊かなおだやかな町です。町を流れる二つの川は清流として知られ、そのきれいな水は良質なお茶や おいしい米を育てるだけでなく、伊勢湾に流れ込んで豊かな漁場を育んでいます。

今では度会町に住む多くの人が町外で働く人ようになりましたが、安全で健康的な生活の場が保たれているのは、 二つの清流とそれを育む豊かな山林のおかげです。この豊かな自然環境こそが度会町の財産であり、 将来にわたって町と人々のくらしを支えていくおおもとであることは間違いありません。


 ところが、度会町のこの自然環境を大きく変える可能性の高い事業が進められようとしています。

それは、獅子ヶ岳周辺と能見坂周辺とに計画されている風力発電所の建設です。

風力発電は、再生可能な自然エネルギーを電気に変える有効な方法のひとつです。


しかし、高さが120mを超える巨大な風力発電機を多数設置するためには、

山頂付近の広大な領域を削って平地を作り、膨大なコンクリート基礎を埋め込む必要があります。 その結果、風力発電所周辺の地形と自然環境は大きく変わり、たとえ発電機を除去しても元の状態に戻すことは不可能になります。


特に、能見坂周辺に計画されている風力発電機の設置場所は、一之瀬川の源流近くです。

建設によって地盤が弱くなるとともに保水力も低下するので、雨量の多いときには大量の濁流が一之瀬川に流れ込む危険が高くなります。


 また、2000年代以降に日本各地に建設された多数の風力発電所が運用されることによって、様々な問題が明らかになってきました。 特に問題となっているのは、“頭痛”、“耳鳴”、“不眠”、“イライラ”などの風車病と呼ばれる健康被害です。 風車の回転に伴って発生する低周波がその原因と考えられていますが、医学的に十分解明されていないこともあり、 事業者が認めずに補償もしていないのが現状です。


 私たちは、化石燃料が限られていることや、再生可能な自然エネルギーを活用していかなければならないことは十分理解しています。 しかし、度会町の豊かな自然環境や人々の健康的な生活を、将来に渡って破壊することは止めさせなければなりません。 そのためには、大型風力発電を含め、太陽光・太陽熱、小水力発電、バイオマスエネルギー、燃料電池など、 様々な再生可能な自然エネルギーの利用技術や高効率なエネルギー利用技術など利点欠点や将来の可能性について学ぶ必要があります。


私たちは、将来に渡って度会町の豊かな自然環境を維持し、人々が安全で健康な生活を送れるような自然エネルギーの利用形態を、 みんなで考えていきます。


そして、自然環境や人々の健康的な生活を脅かすことには断固として反対していくとともに、 共存できる自然エネルギー利用技術の実現のために行動していきます。

 

私たちの考えに、多くの方々が共感し、協力して頂けることを期待します。

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